IN FOCUSVol.2
CREW NECK
POCKET T-SHIRT
2P + 1P
SERVICE PACK
THE CRIMIEが手がけるアイテムの誕生秘話からスピンオフ的な裏話まで、
ちょっとタメになる、をテーマに幅広くお伝えするコラム。
急遽始まった新連載。第2回目となる今回はTHE CRIMIE定番のパックTをフォーカス。
えっ、パックT?そう思ったそこの貴方、パックTと侮るなかれ。このアイテムには目からウロコの内容がグッと凝縮されているので、読み終える頃には取り敢えず一つ購入してみようかな、という気持ちになるハズです。一度袖を通してみるとヤミツキになること間違いなし。
本題へ行く前に少しだけ昔話を。70年代に「MADE IN USA CATALOGUE」や「POPEYE」なんて名前の雑誌がありましてね、こいつがアメリカンカルチャーをしこたまクローズアップしてくれたんです。この雑誌の登場以来、日本国内で何かと神格化されてきたのが他でもない「MADE IN USA」。アメリカ製って聞くだけで盲目的に“最高”って捉えてしまう、末恐ろしい(苦笑)時期があったのです。そんなMADE IN USAの代名詞がパックTだったワケで、当時の名残からか、未だにそれをローンチするブランドが後を絶たないのは前述のアメリカ信奉が理由だったりするのかもしれません。
そもそもですが、パックTって買い替えサイクルの早いアイテム。だからクオリティよりもコスパ重視なんて方が多いハズ。それこそ無意識的に大量消費の道へ足を突っ込んでしまっている方が圧倒的多数でしょう。
でもこの際だから私の本音を言いますね。
その買い方を続けるのってヤバくないですか?ゴミを増やし続けてしまう、その買い方のままで大丈夫ですか?そんなことを、私は声を大にして伝えたいのです。
使い捨てにされてしまう存在のパックTだからこそ、簡単に替えのきかない存在に。というのがTHE CRIMIEの理念。“極上のパックT”って従来の考え方で捉えると矛盾だらけですが、今の時代にはベストマッチしてると自負する次第です。ゆえに、THE CRIMIEのそれはクオリティ重視。世間の真逆を行くスタイル。サイジングはミリ単位でこだわり、着心地も同じくこだわる。何ならキャンバス面に少量ながらメッセージも。さらに今年から素材を変更し、コットンに少量のポリウレタンを混紡したオリジナルのスムースストレッチ天竺素材を採用しました。ちょっとオーバーに言えばシルキータッチです。ドライな質感に慣れ親しんだ方々には、同じ素材を使っているなんて到底思えない肌触りの良さでしょう。着るだけで絶頂を迎える、恍惚の瞬間が得られる代物なんですから。
かつてLAにSHOPを持ち、展開もしてきたTHE CRIMIEだからこそ分かる「本当に優れたもの=MADE IN USAだけではない」ということをモノの本質に迫ることで証明したのがこのパックTなのです。
ここまで言えば、冒頭に書いた内容の意図、そろそろ理解できますよね?
大人の男たるもの、何にこだわり、どう生きるか。これらを一つ一つ丁寧に決め込んでおきたいものです。その実現にあたって、手っ取り早く着手できるのがTHE CRIMIEのパックT。
本当のSDGs、そろそろ実現してみませんか?
Mr.T
数々の国内外著名ブランドのコンサルからPR、原稿執筆まで縦横無尽にファッション業界で活躍するスペシャリストでありファッションアディクト。その生態は……。